医療コラム
「生活習慣と運動」(2021年12月10日更新)BY黒川医師
今年ももう一ヶ月もありません。皆様にとって激動の一年であったのではないでしょうか。自分もハノイに到着してから約一ヶ月の隔離期間を経て、さくらクリニックに着任した後すぐロックダウンと続き、不健康な生活を送ってしましました。
同様に不健康な生活が続き生活習慣病の悪化を招いた人も多々見られました。もちろん、不健康な生活はよくありません。今回のロックダウンによっておこされた不健康な生活の原因の一つは食生活の乱れでした。多くのレストランが閉まり、乾麺などの栄養バランスの悪いインスタント食品などを食事としてとる人も多かったと思います。
もう一つの不健康な生活の原因は運動不足でした。食事によって得られたエネルギーは使用されないとそのまま脂肪になったり、脂質異常症、糖尿病の悪化を引き起こします。また運動をすることで基本的な体力や持久力の向上が見込め、心肺機能が高まることによって日常活動を活発に行えたり、風邪などで休むことも少なくなります。健康な日常生活をおくるためには運動習慣はあったほうが良いです。続けるためには自分が好きなスポーツなどを行うのが良いと思います。特に好きなスポーツがない人は膝を壊しにくい水泳、サイクリング、ウォーキングなどはどうでしょうか。体を使うことは認知症予防になり、また時としてコミュニケーションツールにもなります。
年も新しくなるため新しい運動に取り組んでみましょう!
自分の持っている健康スポーツ医という資格はプロのスポーツ選手より一般市民がスポーツを通じて健康な生活をおくれるように補助する資格です。
もし何かお困りごとがあればご連絡ください。